私たちの強み(旧版)

Advantage

ワンストップ化されたNikkenブランドの強み

生産ラインの省力化や無人化といったニーズの歴史は古く、日本電機研究所は長年の事業を通じてこのテーマと向き合ってきました。人手不足の深刻化によってこうしたニーズはさらに高まっており、Nikkenブランドの役割は以前にも増して大きくなっています。
プロセス管理システムや制御システム、制御盤、配電盤といったNikken製品はすべて、ご要望の聞き取りからご提案、設計、そしてハードおよびソフトの製作といった一連の工程がすべて自社内で完結しています。それは製品の性質上、各工程が緊密に連携する必要があるという理由もありますが、情報を共有することで品質やスピードの向上、さらにはリスク予測精度の向上も図ることができます。
お客様にとっても、ワンストップサービスとすることで窓口がひとつとなり、情報の一元化と発注の省力・簡素化が実現します。
「継続は力なり」日本電機研究所はNikkenブランドの価値を高め、お客様からの信頼を獲得する努力をつづけてまいります。

研究と進化でお客様のニーズをカタチに

日本電機研究所の創業者は、いわゆる発明家でした。いままでにないものを作って世の中を豊かにしたいという強い思いを持ち、さまざまなものを生み出してきました。今の時代、髪の毛を刈るためのバリカンは当たり前の道具となっていますが、バリカンが登場するまではハサミを使って人の手で刈っていたそうです。1日に何十人もの頭を刈っていると床屋さんが腱鞘炎(けんしょうえん)になってしまうという悩みを知り、それを自動化するためにバリカンの駆動部分を発明し、特許を取得しました。
その後、日本が高度成長期にさしかかるにつれて工場のオートメーション化へのニーズが高まり、さまざまな課題の解決に取り組む中で技術を高め、ノウハウを蓄積してきました。その歴史は創業者がめざしたものであり、社名にもなっている「研究」の連続です。
お客様のお悩みや課題をいかに解決できるか、ご要望を実現できるか。発明家が創業した「研究所」は、まだない価値を創造することでお客様のニーズをカタチにいたします。

創業から90年を超え、100年企業をめざして歩みつづける

おかげさまで日本電機研究所は、創業から90年を超える老舗(しにせ)企業となりました。お客様と一緒に新しい価値を生み出したいという思いで課題に取り組んできた歴史が、今日までの成長につながりました。これからももちろん、お客様とのパートナーシップを大切にしながら製造現場の課題を解決していきたいと考えております。
長いお付き合いから生まれる信頼の中には、人が生み出す信頼もあります。工場オートメーション化のトップランナーとして走りつづけてきた日本電機研究所には、次なる時代に向けて果たすべき役割があります。近年ではIoTやAIと結びついた新しい機械化、自動化への関心が飛躍的に高くなっており、労働力不足への対策として有望視されています。
単なる効率アップやコストダウンのためのオートメーション化ではなく、その先にあるものを作りたい。日本電機研究所は、100年企業に向けて「Nikken Smart Factory」を中心とした次世代のオートメーション化を提唱し、そのための人材育成を進めています。
100年企業をめざす、Nikkenブランドに、どうぞご期待ください。

オートメーション化の最適なあり方をご提案

工場のオートメーション化に期待されることは、たくさんあります。省力化や無人化はもっともわかりやすいメリットですが、日本電機研究所はさらにメリットが大きくなる最適なオートメーション化をご提案しています。
どんなに注意をしていても、人間はミスをする生き物です。それなら人間によるミスが発生しやすい作業を自動化するのが優先課題です。コストダウンやスピードアップだけに目が奪われてしまうと本来の目的を見失ってしまいがちなので、オートメーション化の正しいあり方や道筋をご提案するのも、私どもの仕事です。

トップランナーとしての責任を果たし、
豊かな社会づくりに貢献

1970年代にシーケンスコントローラーによる自動制御に取り組みはじめて以来、工場のオートメーション化においてトップランナーとして走りつづけてきました。
職人が長年築き上げてきた技術を可視化して次世代に受け継ぎやすくするために、2000年に品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001を取得しました。また、古くから「もったいない精神」を大切にしてきた会社なので、それを制度化する一環で同年に環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001も取得しました。どちらも日本電機研究所に元からあった価値ですが、第三者機関による認証を得ることでよりわかりやすいものとなり、会社としての価値観をお伝えしやすくなりました。
これからも製造現場の最適化を進め、豊かな社会づくりに貢献してまいります。

地域や社会への貢献

技術の研鑽(けんさん)やその実践は、トップランナーの大切な使命です。それに加えて、その技術や経営資源をいかして社会に貢献できる企業であることも、大切な使命です。
日本電機研究所が所在する大阪府大阪市大正区が行っているPR事業に参画し、モノづくりの現場を見る活動として中学生、高校生の工場見学を実施しています。中には東北地方など遠方から来られることもあり、大正区のモノづくりというだけでなく日本のモノづくりをご自身の目で見ていただく貴重な機会となっています。元々は社員のご家族に会社の事業内容や日々の仕事を知ってもらいたいという思いではじまった企画なのですが、それが今のような広がりを見せているのは意義のあることだと思います。
普通のものを作るだけでなく、よいものを作るというのが、日本のモノづくり精神です。資源のない国がここまで発展することができたのは、よいものを作って世界がそれを評価したからだといわれています。これからもモノづくりという大切な産業を次の世代に伝えていく活動を推進し、地域や社会に貢献していきたいと考えております。